要は集中力。

要は集中力

避けては通れない、大学受験だった。

戦中派の両親は、満足に勉学する機会もなく、さらに父親は戦後の学歴社会で苦しんでいた。

そこで、期待がどうしても子供にかかってくる。

幼いころから、大学に進学することを義務付けられていたので、何の疑問も抱かない大学受験だった。

ところが、進学していた高校は1日8時間授業である。

通常の6時間の授業に朝、夕方、補修と称して大学進学対象者向けに特別授業を行っていた。

それでも、有名校に進学するには、まだまだ頑張らなければならなかった。

ありとあらゆる場所に、暗記物の紙を貼っては覚えていた。トイレの中にも当然、覚えなくてはならない英単語を貼っていた。

さらには、大学受験では集中力が勝負になる。

限られた時間に、いかに記憶してしまうかだが、この集中力を養なうのには目覚まし時計を使った。

最初は3分。

何が何でも、ベルが鳴るまでは集中してテキストに取り組む。

つぎに、それができるようになると、5分。

5分ができるようになると、7分。10分。15分。20分。

徐々に集中できる時間を延ばしていくのだが、いつしか、これは不要になり、気が付いたら1時間は集中していたということはざらだった。

これは自分自身で考え出したことだったが、意外にも、試験本番でも有効だった。

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試験時間、落ち着いて取り組まなければならないが、集中するということで落ち着いた。

周囲に圧倒されてしまうが、とにかく、集中できた。

振り返れば、大学受験は集中力を養ってから挑むのが有効なのである。

美術系大学の推薦入試の体験談

私は高校生のとき、将来美術系のデザイナーになりたいと思っていたので、専門学校に行く事にしており、3年生になるまでほとんど大学進学は考えていませんでした。周りにも同じような進路を希望する友達もおり、安心していたのですが、3年の夏頃にもなると状況が変わってきました。やっぱり親にすすめられて短期大学にすることにしたとか、やっぱり大学に入りたいから学部も帰るという子まででてきました。そうやってみんなの話を聞いていると自分も焦り、親に相談してみました。すると親も、専門学校は学費も高い上に、社会に出た時の学歴として弱いので、できれば大学か短期大学に入ってほしいとのことでした。親の意見を聞いて、とうとう大学入試を決意しました。それから慌てて大学選びをして、オープンキャンパスにもたくさん行きました。先生にも進路変更を相談しました。元々成績は良い方だったので、偏差値は問題無いだろうと言われたのがせめてもの救いでした。しかしどうしても行きたい美術系となると、デッサンの試験が必ずあります。それが最大の課題でした。これだけは美術の先生にも強くすすめられたので、大学を決める前にデッサン教室にも通いました。

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しかし結局最後に決めた大学は、小論文と面接のみの推薦入試で入れる大学にしました。遅くに始めたデッサンに自信が無いこともありましたが、オープンキャンパスでの感じも良く、学費がとても安かったからです。

実際の入試は、まず2時間で1000字の小論文を2つ、その後休む間も無く面接で、私はしかも1番でした。10分程度の面接で緊張しましたが、無事誰よりも最短の時間で終わりました。地方の大学だったため一人で一泊しており、帰りの高速バスでは一睡もできず色々考えたのを思い出します。その後無事合格し、楽しい大学生活を過ごしました。

高校受験、大学受験の時に偏差値という言葉を耳にします

学生の本業は勉強であるということが言えます。そのため学生は学校に通って勉強をすることになります。

そして学生時代の中で小学校と中学校は義務教育となっています。このため必ず通わなければいけないことになっています。そのため公立の小学校、中学校は無条件で入学することができます。

これに対して高校、大学は義務教育ではありません。つまり行っても行かなくてもいいことになっています。しかし大多数の人は高校に進学をして最近では大学に進学をする人もたくさんいます。

しかし高校と大学は無条件に入学できるというわけではありません。高校と大学に入学するためには入学を希望している高校や大学の入学試験を受けて合格をする必要があります。

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入学試験の合格することによって初めてその高校や大学に入学をすることが可能となります。

そのため高校受験や大学受験の時は希望する高校や大学に合格するために受験勉強をすることになります。

そして受験というのは人と人との競争であると言えます。入学試験に合格するためには他の受験生よりもいい成績を取る必要があるからです。

そして受験勉強の時に偏差値という言葉を耳にします。偏差値とは学習塾や学校のテストなどで受験数全体の平均値よりもどれほど上にいるのか、または下にいるのかを表すものです。

そして偏差値は平均値が50で50より下であれば平均値以下、50より上であれば平均値以上ということになります。

そして偏差値は60を超えると優秀で70を超えるととても優秀ということになります。

過剰な重複受験

「先生、この大学、受けるんですか?」

「おう、滑り止めで受けておけ」

「いや、受験料がもったいないから、いいです」

「まあ、そう言うな。場慣れのためにも受けておけ」

これは、大学受験前の担任教師との会話です。

大学受験といっても、本命の大学以外にも、偏差値からいえば下のランクの大学をよく受けました。

受けたというよりも、受けさせられたのです。

私立大学の受験料、バカになりません。

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確かに、受験会場の場所に慣れるためといえば、仕方ありません。

親も、必死だから、受験料を用立てしてくれました。

しばらくして、合格通知が高校宛に届くが、合格するのは偏差値から見て当然の事でした。

嬉しいとも、なんとも思いませんでした。試験問題も、本命大学の過去問題に比べても簡単でした。

ですから、合格通知を貰っても、何の感動もありませんでした。

むしろ、時間と受験料の無駄と思いました。

本命大学に近い偏差値、傾向と対策が似る試験問題を出す大学受験であれば喜んで受験しますが、どうにも傾向が異なる受験には首を傾けるしかありませんでした。

本命大学の合格通知を受け取り、高校の卒業式も終わった頃のことでした。

高校の内情に詳しい友人がこんなことを話してくれました。

私立大学とすれば、推薦入学者を多く、事前に確保したいものの、高校のレベルを図るのに一般入試の学力レベルで計算していたのです。

そのため、高校の推薦入試レベルをアップするため、成績の高い学生を無用に一般受験させていたのです。

要は、他の生徒が推薦入試での合格を得やすいように、高校のレベルアップに利用されていたのでした。

受験料は、同じ高校とはいえ、他の受験生のために使われたようなものです。

どことなく、不満を抱きながら、大学生活に突入したことを思い出しました。


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