特訓につぐ特訓。

特訓につぐ特訓

大学受験の体験といえば、特訓につぐ特訓です。

私立男子校だったのですが、まず、入学試験での成績でクラス分けがされていました。国立大学、私立理科系、私立特別文科系とその他一般です。高校を卒業して就職する者は皆無に等しく、下手しても専門学校という学校でした。

入学式の翌日だけ、オリエンテーションに6時間の授業でしたが、翌日からは補習が朝、夕、正規の授業を入れて8時限の授業でした。こういった日々が毎日続き、休日は土曜日の午後と日曜、祝日のみ。

夏休み、冬休みも補習授業でした。とにかく、毎日、毎日、勉強の毎日でした。

その間、各種外部の試験を日曜日に受けたりで、遊んだ記憶はほとんどありません。

友人宅に一晩、泊まったくらいでしょうか。

ただ、振り返れば、地方の私立高校でしたので、首都圏、関西圏の有名大学に進学しようと思えば、やはり、学力差が歴然としていたので、致し方ありません。環境の差は、やはり、大きいです。地方都市といえども予備校のひとつやふたつはありましたが、そこは本当の浪人生が勉強するところという感じで世間は見ていました。地方は、現役で合格するのが当然という感じだったのです。

この現役で合格するということは、大学に進学してから有利であると気づきました。

年長の後輩ができるのです。

浪人すると、大学では入学年次で先輩後輩の関係になるので、やはり、現役が一番でした。

こちら



そう考えると、高校3年間、目いっぱい勉強に励んだにはよかったと思いました。

特訓につぐ特訓の3年間でしたが、やはり若い日はどんな無茶でも通じるものです。

マークシート方式のテストで使う数学の公式

数学の世界には、たとえば大学では当たり前のように公式として使うのに、高等学校では使ってはいけないというものがいくつかあります。しかしこうした裏技が、ここというときには効いてくることが多いのです。

たとえば数学のベクトルにおいては、「内積」というのは習いますよね。2つのベクトルの垂直条件は、両者の座標ベクトル同士を縦にかけ算して足した結果が0になれば内積=0となって、互いに垂直であることが証明できます。しかし「内積」は習っても「外積」は習うことがありません。この「外積」というのは、2つのベクトルの座標を斜めにたすき掛けして引き算をするのですが、その結果が0であれば「外積=0」となって両者は平行であることが証明できるのです。また外積の値は2つのベクトルが作る平行四辺形の面積ですから、それを2で割れば三角形の面積ということになります。この外積を知っているととても便利ですし、問題を解く時間がかなり短縮できてしまうのです。しかし記述式の答案にこの外積を使うとバツにされてしまいまうので、マークシート方式など、答だけ出せばよいような場合に使うことをおすすめします。

こちら



同様の理由で行列に出てくる「ケーレーハミルトンの定理」も一般的には認知されていますが、高等学校では公式として使えないことになっています。しかしこれを使うと答がすぐに出てきてしまうような問題もたくさんあります。もったいないですよね。こんなに便利なのに。ですからこれも、マークシート方式のみで使えばかなり有効な武器になりますから、覚えておいて下さい。ちなみに私はこれでセンターテストの数学は満点でした。ぜひ活用して下さい。

働きながらの大学受験

わたしは、美大を目指していました。

しかし、両親が反対なのもあって、予備校の学費も生活費も、なにもかも自分で出さなくては浪人することが許されませんでした。

そこで、わたしは住みこみのアルバイト、新聞配達をはじめました。

朝は2時に起床。雨の日も、風の日も、雪の日も…毎日配っては、配達から帰ってすぐに予備校に行き、そして一日絵を描いて、予備校から帰ったら夜も仕事をちょこっとして、就寝。

でも、3,4時間寝たらすぐにまた仕事。。休みはだいたい週に1回。

最初の頃は、眠すぎて予備校でも限界…って時があったのですが、だんだん慣れてきて、なんとか休まず予備校に通うことができました。

しかし、雪の日。雪の日の配達はほんとうに大変なんです。バイクはすべるし、こけるし、新聞はバイクを倒すたびに積み直し…。しかも、スピードも出せないので普段の倍の時間がかかります。

こちら



わたしは何度も何度も転んでしまい、傷だらけで配達しました。寒すぎてイタイし…泣きそうになりながら配達しました。

無事終えて帰っても、予備校には間に合わない時刻でした。それまで遅刻も欠席も一度も無しで通っていたので、とても悔しかったです。

その日は、なんだかいろんな辛さがこみあげてきて、描きながら泣きました。

それでも、無事入試までこぎつけ、志望校に合格することができました。

大学受験を経て、精神も体もタフになったと思います。これが、今のわたしの長所でもあります。

ターゲットを絞りすぎて失敗…

大学受験を視野に入れるなら、準備はなるべく早い方がいい。

そう考えて、私は高校入学して間もなくから行きたい学部・学科のある大学の情報を集め始めました。

その結果、自分の志望分野のある大学は首都圏の私立大学にしかないことを知り、日々の勉強と同時に極めたい分野の資料集めや大学周辺のタウン情報の収集も進めていきました。

そして学年が進むにつれて進路別のコースに分かれる時も、迷わずその大学を受験するのに都合の良いコースを選び、赤本も使ってその大学の傾向と対策を捉えながら重点的に受験科目を勉強していきました。

何だか早々に突っ走り過ぎな感もありますが、当時の私にとっては早くその大学に行って得意分野を勉強したいという一心だったのです。

こちら



本当なら学費稼ぎにアルバイトもしたかったのですが、校則で禁止されていたのでそれだけは出来ませんでした。

親も私の進路には特に否定もせず、ただ「行きたい道に進めばいいから、まずはそれに向かって勉強しろ」とだけ言っていました。

ただ、今となってはそれは大きな間違いでした。

良く言えば早くから的を絞って突き進んでいたともいえますが、悪く言えば他の選択肢を考えず「潰しのきかない」状態に陥っていたのです。

そして3年の秋、親から突然「首都圏の大学には行かせられない。地元の国公立を受けてくれ」と告げられました。

理由は、親が家を建てたくなったからです。

この時期といえば受験勉強も大詰めであり、推薦入試やセンター試験の出願の始まる時期でもあります。

また、理由が理由なので、奨学金も審査どころか申し込みの段階で断られてしまう状態でもありました。

そして何よりも、私自身があまりにも志望大学に合わせた勉強ばかりしていたので、地元の国公立大学を受験できる状態になかったのです。

しかし、時すでに遅し。

大学受験は翌年に持ち越すことになり、高校卒業後の1年間はアルバイトと受験勉強に明け暮れるのでした。

まだまだ不況でいつ家の経済状態が変わるかもわからない世の中ですから、これから大学受験を目指す高校生の皆さんには、どこへ転んでも潰しのきくように進路を定めていくことをおすすめします。


こちら こちら


<<前のページへ   次のページへ>>