大学受験生に伝えたいこと

大学受験生に伝えたいこと

私にとって大学受験は良い思い出の一つです。

私は一年浪人して予備校に通っていました。特に遊んでいたというわけでもなく、毎日、予備校か図書館へ通って

せっせと学校にいたときのように勉強していました。毎日、同じ時間に行って、同じ時間にお弁当を食べて、少々友達と談笑して、同じ時間に帰るというものでした。高校時代は運動部で毎日毎日厳しい練習をしていたので、体力も有り余っていましたし、練習に比べれば机に向かうことなど、全然耐えられる時間でした。私は、通っていた予備校の志望大学志望学科の全国模試で一位になりました。本番の試験でも、試験を終えた瞬間、合格を確信していました。

思うに、受験勉強自体は、大学へ入学するために偏差値を上げるという非常にわかりやすい目標があるため、これほどある意味簡単なことはありません。どんな大学に入るのか、自分は何をやりたいのかといったことに真剣に向き合うことのほうがよほど精神的にストレスになるでしょう。私はどちらかと言うと、偏差値ゲームの方に重点を置いてしまったため、大学に入ってから、果たして自分はこれが学びたかったのかどうか随分悩みました。

会社に入ってしまえば、偏差値はほぼ必要ないといって良いと思います。むしろ偏差値ゲームに栄光を引きづっている人は不要なコンプレックスに足をすくわれやすいと思います。

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大学受験で自らを律し勉強することは、勿論自分の大きな財産になりますが、偏差値ゲームは大学入学までで、むしろ何を社会でやりたいのかということを前提に大学選びをすることが大切だということを受験生の皆さんに伝えたいです。

予備校、そして受験へ・・大学受験の思い出

私が第一志望の大学に落ちたのは1995年の春のことでした。

自分のせいなので仕方ない側面はありました。勉強もたくさんしていたつもりだったんですが、合格点に達せず、終わってしまいました。両親は不合格になるであろう可能性が高いことを私から聞いていたので、早目に予備校のパンフレットをもらってきてくれました。

結果は不合格。それはそれとして、次、次。

その年の春、私はとある予備校に入学しました。高校時代の見知った顔も何人かいて、その人たちと来年の受験を目指すことになりました。今、30歳を超えて思うんですが、予備校時代って楽しかったなあっていうことなんです。だって毎日、勉強しかしなくていいんですよ。仕事をしなくてもいい。その代わり勉強だけしておけという生活は私に合っていました。もちろん、来年は絶対に合格しなくてはなりません。

1日5時間の勉強をし、受験前には模擬試験を受け、仲間と一生懸命励まし合い、次の年の春、私は同じ大学を受験しました。

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試験は良くできた感触があり、これでダメなら何か他の道を考えなければいけないと思っていました。

合格発表の日、私は怖くて見に行けませんでした。もしこれで受かっていたら、厚い書類が手元に届きます。反対に、不合格なら合格通知は届きません。あの時だけは人生の岐路に立たされた思いでした。

そんな時

「ガコッ」

と郵便受けに音が。急いで見に行くと、そこには分厚い封筒がありました。

あの時ほど、神様に感謝した日はありませんでした。もちろん中には合格通知。その夜は家族総出でお祝いをしました。人生で大事な勝負の時ってあるんだなと思った瞬間でした。

偏差値は親が子供を客観的に見る物差し

もうすぐ高校の受験が近づいてくる子供をお持ちの方はそろそろ子供が行ける高校のレベルについて気になってくると思います。地域の公立高校ではこれくらいしか行けないから、併願する私立もこのくらいだとか、今の模試の偏差値では志望校を下げなくてはいけないとか悩むことも多いと思います。なかには、こういう伝統や行事があるので偏差値ではなく学校の教育内容で高校を選ぶんだという方もいると思います。

しかし、子供にとっては高校進学は最初のふるい落とされる関門、そして最終的には就職にまでつながる最初の重大な進路選択だということは忘れないでいてください。

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またその個々人の資質や学校の風土についていくら論じても現時点では偏差値の高い高校に行けたものが偏差値の高い大学に入れる傾向が強く、偏差値の高い大学に行けたものが待遇のよい会社に入れる可能性が高いというのが事実だということも忘れてはいけません。

となると親としてはその子の将来性を見る上で、親としての暖かさや優しさは持った上できっちりその子の偏差値を客観的に見てあげる必要もあると思います。子供の偏差値の伸びで将来的な到達点を見込んであげてその中で最良の選択ができるようにサポートをしてあげねばなりません。一時期のお受験熱は今でもまだ冷めているわけではありません、親も真剣に子供の偏差値や進学先を考えてあげることは必要ではないでしょうか。その際に客観的な判断材料となる偏差値は有効に活用してください。

音楽大学入試を決めたら

音楽大学へ進路を決めたら、どんな勉強をしないといけないか?という事を書きます。

もちろん、特徴的なのは「実技科目」で、ヴァイオリン・声楽など、プロプレイヤーとして演奏を専門に学ぶコースに関しては、もちろんその楽器(や歌唱)の試験があります。そうではない、作曲分野や教員をめざすコースでも、基礎の素養として「最低限のピアノ」が入試科目にあり採点対象とされます。

ですが、ここではそのあたりは省きます。「筆記試験」も当然あるわけで、そちらに注目してみましょう。

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音楽大学入試の筆記試験ではたいてい「楽典」「ソルフェージュ」というものが存在します。

どちらも、先に上げた「基礎素養としてのピアノ」のようなもので、体系立ってクラシック音楽を学ぶ際に必要とされる知識・土台のようなものです。

楽典は「楽譜を解釈すること」の理解を見ます。Allegro,Moderatoなどの楽語の意味する所や、五線の読み書きなどになります。五線の冒頭にシャープ記号が3つあったらキーは何?そしてその平行調は?……というような問題になるわけですね。

ソルフェージュ(仏語)も語義としては「楽譜を読むための基礎訓練」といったもので上の楽典と似ていますが、どちらかと言うとより実技サイドで「音楽を頭のなかにイメージできるか、歌えるか」といったニュアンスの分野に思えます。

テストは”聴音”という形式で行われます。試験官教員が極短い曲をピアノで弾き(4回ほど間を開けて繰り返される)、受験者が五線紙へと書き留めた内容からどれだけ正確に聞き取りができているか、と採点されます。

どちらも、受験を決めたら専門の教室を見つけて通う必要のあるものです。幼少時からピアノなどに触れていると、ことさら学ばなくても自然に見に付いている事を発見して嬉しくなったり、また逆に全くなおざりな部分があると気付かされてビックリしたり……いや、基礎を見直すって大事ですね。


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